鶏のハイプレス

だいたいサッカーの話です。

CL バルセロナ ユナイテッド 第2戦

18-19 CL 準々決勝 第2戦 バルセロナvsマンチェスターユナイテッド 3-0

 

バルセロナ フォーメーション 4-3-3

FW  コウチーニョ スアレス メッシ

MF  アルトゥール ブスケツ ラキティッチ

DF  アルバ ラングレ ピケ セルジロベルト 

GK               テアシュテーゲン

リーグ戦で先発のデンベレではなくコウチーニョが左ウイング

 

マンチェスターユナイテッド フォーメーション 4-3-3

FW マルシャル リンガード ラッシュフォード

MF              ポグバ フレジ マクトミネ 

DF ヤング リンデロフ スモーリング ジョーンズ

GK                              デヘア

ショーが累積で出場停止 LSBにヤング RSBにジョーンズというスタメン

 

バルセロナ ゲームプラン

守備 ミドルサードまでボールを運ばれた時はメッシが降りてきて451で守るシーンが前半にあった。しかしカンプノウなので基本的にはハイプレスをかける。

 

マンチェスターユナイテッド ゲームプラン

守備 ラッシュフォードやリンガードがカバーシャドウでアルバを消す立ち位置を取っていた。左サイドのマルシャルはそれほど気にしていないようだったので左サイドに誘導してサイドで圧縮してボールを奪うゲームプランだろう。

 

攻撃 ボールを奪うと必ず前の選手にパスを出す。その選手がポグバやフレジに落として高い位置を取っているラッシュフォードや飛び出してくるマクトミネ にボールを出す。

 

ラッシュフォードが一応アルバのパスコースを消しているがそれでもDFからアルバへの浮き玉のパスやアルバが一気に裏を狙うことがあった。RSBのリンデロフもコウチーニョの曖昧なポジショニングのせいでそれほどアルバをケアすることができない状況になっていた。

 

ユナイテッドは最低でも2点必要な状況とはいえもう少しいい戦い方があったのではないだろうか。ミスからの2失点とコウチーニョのスーパーゴールで決着がついたが、勝つ確率を高める戦い方が他にもある気がする。

 

1stレグは5-3-2で試合には敗れたがいい戦いを見せたので氏のやり方でもよかったのではないだろうか。それとなぜルカクはスタメンではなかったのだろうか。確かにウエストハム戦は良くなかったが、それでもマルシャルよりかはいい動きをするだろう。マルシャルの方がカウンターで脅威になるというのもあるが。どちらにしろ今シーズンの残りの試合と来シーズンが不安になる試合内容だった。

 

来シーズンのマンU

まずは今シーズンCL圏内フィニッシュを決めたいところだがチェルシー戦とシティ戦がる。来シーズンは補強が必要になるのは間違いないがサッカーをビジネスとしてみているウッドワードは的確な補強をしてくれるのだろうか。

ベティスvsバルセロナ

ラ・リーガ第28節

ベティスvsバルセロナ 1-4

 

フォーメーション

ベティス 3-1-4-2

 

バルセロナ

FW スアレス メッシ

MF ビダル アルトゥール コウチーニョ ブスケツ ラキティッチ

DF アルバ ラングレ ピケ セルジロベルト

GK テアシュテーゲン

 

試合プラン

ベティス

攻撃ではウイングバックが高い位置を取り空いた中のスペースをパスで崩そうというプラン。

ウイングバックが高い位置を取りすぎてパスコースがなくなりボールロストするシーンが多かった。

ウイングバックのポジショニングが悪いというより間のスペースにフォワードやインサイドハーフの選手がポジショニングできてなかったように見える。

それでもパスがダメな場合はウイングバックがもらうべきだろう。

 

バルセロナ

ビダルが左サイドハーフで先発。なので運動量と質の高い守備ができていた。前線からの守備では右センターバックまでプレスをかけて一旦剥がされると今度は中盤の4枚の左にポジションを取る。中盤の真ん中のアルトゥール、ブスケツのカバーもしていた。これはコウチーニョデンベレには無理な芸当だろう。

 

ビルドアップ時はブスケツとアルトゥールがパスをもらいにくるので相手としては難しい対応になっていた。ブスケツとアルトゥールを両方抑えようとするとメッシ、スアレスはマンツーマンになる。この試合もテアシュテーゲンから一気に前線に送りチャンスになるシーンが何度かあった。

相手が前からくるチームに対してはアルトゥールのお陰でバルセロナが成り立っているといっても過言ではないだろう。

スパイクを変えると調子が上がる選手

CLラウンド16 2ndレグ

バルセロナvsリヨン 5-1

 

フォーメーション

バルセロナ

FW コウチーニョ スアレス メッシ

MF アルトゥール ブスケツ ラキティッチ

DF アルバ ラングレ ピケ セルジロベルト

GK         テアシュテーゲン

 

デンベレが怪我明けだったので左ウイングにコウチーニョ。それ以外はベストメンバー

 

リヨン 5-2-3

 

試合プラン

バルセロナ

リヨンは5-2-3のブロックを組んでいたので中盤の2枚の脇からビルドアップ。

 

リヨンのラインが高いので裏に抜けるシーンが多かった。この試合はコウチーニョが無駄のなくいい動きを見せていた。積極的に裏に抜けて、シンプルにボールを裁く。

調子が上がるのかと思いきやまだ不調だったりが続いていたバルセロナの7番。しかしこの試合で調子を上げると私は確信する。なぜなら彼はスパイクを変えているからだ。これなら確実に調子を上げてくれるに決まっている。 決まっている…。

 

アルバからのマイナスのクロスはしっかりと対策がされていた。このクロスはニアでスアレスが潰れてこそのクロスなのでニアに人がいない場合はリヨンのように今後もしっかりと対策されるだろう。

 

リヨンの守備はなぜか外を切りながらプレスをかける。1stレグは中を固めてサイドを自由に使わせるやり方で0-0になったがなぜかこの試合では中央にボールを入れさせる守備をしていた。結果的に5-1になってしまった。これにどういう意図があったのだろうか。

 

この試合のメッシの動きで今年のCLにかける思いが伝わってくる。

リヨンがボールを持ちラキティッチのケアするエリアが広くなりすぎるとメッシが戻ってきて対応していた。この試合では何度かインターセプトを見せた。

 

ピケとラングレはどちらも前で奪い取る守備の技術は高いが、この試合のようにスペースが生まれる場合に広いエリアをケアするのがどちらも苦手に見える。なので4-4-2で守る時以外でもう少しいい守備のやり方はないだろうか。

 

コウチーニョスアレスが中央のスペースを開けてアルトゥールが飛び出す場面があった。完全に裏を取ったが惜しくもシュートまではいけなかった。しかしアルトゥールのこの動きでバルセロナの攻め方に幅が広がるのではないだろうか。

 

CL準々決勝に進出するチームはトッテナムポルトアヤックスマンチェスターシティ、マンチェスターユナイテッドユベントスバルセロナリヴァプールとなった。

三年連続でベスト8止まりが続いているのでバルセロナはこの鬼門を突破できるのかどうか楽しみだ。

映画俳優ベストイレブン。

サッカーをよくみているとそれ以外の趣味がおろそかになる。

 

なぜならサッカーは90分間あり、なおかつ移籍情報などをチェックしているともう寝る時間だ。そうなるとサッカーの他に何の趣味があったか忘れてしまうからだ。

 

そうならないために、私は一つの解決方法を見つけた。

それは『他の趣味でベストイレブンを作る』というものだ。

 

これをすることによりサッカーとそれ以外の両方の趣味の理解を深めることができる。それはフォーメーションやメンバーを選んでいるときにサッカーと他の趣味について深く考えるからだ。

 

ということで今回は

 

映画俳優ベストイレブン

 

フォーメーションは中盤ボックス型の4-4-2

 

FW                        ユアンマクレガー ブルースウィリス

MF                                       ブラッドピット

             レオナルドディカプリオ   マットデイモン

           ゲイリーオールドマン

DFエドワードノートン トム・ハーディ ダニエルクレイグ ウィルスミス

GK                                    モーガンフリーマン

 

まずはGKモーガンフリーマン

ここは一番安定感のある俳優をチョイスした。『彼が出ている映画にハズレはない』と言いたくなるほど出てくるだけで映画の雰囲気を一気に占める。これはGKにうってつけだ。身長も188cmあり、何より81歳なので経験値が違う。彼を眼の前にして冷静にシュートを打てる選手はいないだろう。

 

センターバックの一人目はトム・ハーディ

トム・ハーディは悪役もこなす俳優なので少しダーティーなプレーをするセンターバックになるだろう。顔もイケメンなのでイメージとしてはセルヒオラモスだ。

 

ダニエルクレイグは6代目ジェームズボンドで知られる俳優だ。

なので時よりジェームズボンドのような派手なプレーで会場を沸かせてくれるだろう。彼はリヴァプールファンらしいがあまり赤色のユニフォームが似合う気がしない…。もしかすると選手よりフロントの幹部の方が似合うかもしれない。

 

この二人はともにイギリス人なので相性もいいのではないだろうか。

 

サイドバックにはウィルスミス

ウィルスミスはチームのムードメーカー的な立ち位置でチョイスした。ウィルスミスにはいくらシリアスな映画に出ても、なぜかコメディ感が行けない節がある。これはサッカーに例えるとオーバーラップのタイミングを間違えたり、絶対にあってはならないパスミスをするような感じだ。他のポジションにコンバートしようとすると大変なことになるかもしれない。リーグ戦では使われるが重要な試合になるとベンチになるだろう。ただ、ファンからは愛される選手になりそうだ。

 

もう一人のサイドバックにはエドワードノートン

彼は対人の守備と空中戦はイマイチだが、ポジショニングが良さそうなイメージ。ハリウッド1の怪演俳優ということで、相手からしたら嫌なところに走り込まれたり、キーパーとディフェンスラインの間あたりに精度の高いクロスを上げてくれるだろう。 

 

中盤はボックス型

アンカーの位置にゲイリーオールドマン

彼は存在感を出しながら試合に溶け込む。素人には評価されづらい選手になるだろう。悪役のイメージもあるがそれは彼が若い頃の話だ。ダークナイトのゴードン刑事のように危ないところを潰して空いている選手に的確なパスを出す。イメージとしてはブスケツのような感じだ。

 

右のインサイドハーフにはマット・デイモン

マット・デイモンは頭がいいので自分がしないといけないプレーがわかっている選手になるだろう。イメージとしてはラキティッチだ。だがインビクタスラガーマンのフランソワピナールを演じていたようにフィジカルもある。なのでプレミアでも成功するだろう。オデッセイでは火星に取り残されても返ってくるタフさをみせてくれた。ただ創造性あるプレーは少し苦手かもしれない。

 

インサイドハーフにはレオナルドディカプリオ。マットデイモンより華があるので彼をキーマンにビルドアップしてもらう。クロースがやるようなインサイドハーフ落ちが得意だろう。彼はアドリブで演じられることができる選手なのでセオリーのプレーをこなすというよりかは一瞬のひらめきでイニエスタのようなパスを見せてくれるだろう。

 

トップ下にはブラッドピット。このチームは彼を中心に考えた。若い頃はセブンのデイヴィッドミルズのような精神的弱さを見えたかもしれないが、それはもう昔の話だ。軍人を演じることが多いので軍人らしく規律を守って守備をしてくれるだろう。軍人でもイングロリアスバスターズのアルドレイン中尉やフューリーのウォーダディーのような上司のイメージがあるのでピッチ上の指揮官としてトップ下に配置した。しかし、しっかりと守備はしてくれるが攻撃で使う側に回りすぎて攻撃を停滞させそうな感じもする。今のフットボールでは使いづらいクラシカルなタイプのトップ下になってしまいそうだ。


その時はインサイドハーフの気がきく2人に裏への飛び出しをしてもらおう。

 

一人目の フォワードにはユアンマクレガーユアンマクレガーは守備時はスターウォーズのオビワンのように規律を守り攻撃時にはトレインスポッティングレントンのような荒削りでゴールというドラッグを欲する選手になるだろう。駄目押しゴールを取るのが似合いそうなのでここにチョイス。

 

もう一人のフォワードはブルースウィリス。彼は映画では背が小さそうに見えるが実際は183cmもあるなので自慢のスキンヘッドでゴールを奪ってくれるだろう。ダイハードのマクレーン刑事のようにギリギリで何かを成し遂げてくれるので決勝点を決めるのが一番似合うのでここにチョイスした。


二人とも技巧派ではないので引いた相手には苦労するかもしれない。

 

監督 デヴィッドフィンチャー

 映画界の言わずと知れた完璧主義者。

ポジショニングについて細かい指事をしてポジショナルプレーをネクストレベルまで上げてくれそうな監督。ファイトクラブのように興行収入は少ないがコアなファンには受けるということもあるので、結果は出せるかどうかわからないが彼のサッカーにファンがつくのは間違いないだろう。

しかし、完璧主義者なので細かすぎる指事でシーズン後半戦になると選手の方が嫌になり求心力を失い解任といることもあるかもしれない。

ただ彼の撮った面白い映画は大体バッドエンドまではいかないにしても心に闇が残ることが多いので解任されることも映画の締めとしてはいいのかもしれない。

 

このチームに問題をあげるとすれば、給料が高すぎる。サイドバックにも主役級のウィルスミスがいるのでいくら勝ったとしても給料分の利益を上げれるのかどうか不安だ。

 

このメンバーでプレミアリーグを戦うとCL圏内までは何とかいけそうな気がする。しかし優勝するとなると厳しいだろう。映画もサッカーも脇役がいてこその主役だ。このチームは主役が多すぎる。脇役ができるのはエドワードノートン、ゲイリーオールドマンぐらいだろうか。輝かしい活躍をする選手の裏にはハードワークする選手が欠かせない。

パリはいつまでかませ犬なのか?

CL ラウンド16 セカンドレグ 

パリサンジェルマンVSマンチェスターユナイテッド 1-3

 

フォーメーション 

パリ 4-2-3-1

FW                         ムバッペ

MF ディマリア ドラクスラー ダニアウベス

   マルキーニョス ヴェラッティ

DF ベルナト キンペンベ Tシウバ ケファー

GK                         ブッフォン

 

 

カバーニがベンチに復帰。ネイマールは怪我。

 

ユナイテッド 4-4-2

FW              ルカク ラッシュフォード

MF ペレイラ フレッジ マクトミネ ヤング

DF ショー リンデロフ スモーリング バイリー

GK                            デヘア

 

マティッチ エレーラ マルシャル リンガード サンチェス マタが怪我。

ポグバは前節のレッドカードで出場停止。

 

試合展開

前半いきなりパリのパスミスからルカクのゴール。パリはムバッペの抜け出しからベルナトのゴール。ラッシュフォードのロングシュートをブッフォンが弾きまたもルカクのゴール。

後半にユナイテッドのシュートがキンペンベの手に当たったと判定されPKに。

ラッシュフォードが決めて試合終了。

 

試合プラン

パリ

前節同様、ボールを支配していたパリ。しかし裏を狙う選手が少ない。ドラクスラー、ディマリアが前半に何度か裏に抜ける動きをしていたがボールが出なかった。なので動き出しをしなくなってしまった。裏に抜ける動きは何度も繰り返し行うことで効果的になるのになぜやめてしまうのだろうか。サッカーのやりすぎで裏に抜ける動きに飽きたのだろうか。飽きるのは大事な試合以外にしてほしいものだ。攻撃では幅と深さが重要だというがこの日は幅だけだった。得点シーンは裏抜ける動きから取っているのになぜ裏に抜ける動きをしないのか。

 

結果論かもしれないが全体的に悪い意味で気が抜けているように見えた。攻撃の動き出しの少なさや守備での所々の軽さなど、オールドトラフォードというお出かけでは頑張ったがパルクデプランスというお家に帰ってきた気がぬけたのだろうか。パリはお家に帰ってきて攻撃という鎧をクローゼットにしまったようだ。攻撃することが守りにも繋がる。トゥヘルがパリに鎧を着せようとするが後半になっても着ているのはただの寝巻きだった。

 

ユナイテッド

最低でも2点必要なゲームだがしっかりと守備からゲームに入った。4-4-2のブロックを組みさらに中を意識して固めていた。サイドはスペースがあるがボールが出てから対応していた。

今回の中盤は選手同士の距離感よく守っていた。ハーフスペースやバイタルエリアにボールが入ることは数えるほどしかなかった。普段から守備での良さを見せているフレッジだけでなくペレイラ、マクトミネもこの日の守備は良かった。プレスのかけ始めがわからないというシーンはあったもののエリアに入ってくる選手に対するプレスの強さだったりと後半はさらに全体が連動してミドルサードでボールを奪う機会も増えていた。

 

監督交代が吉と出たユナイテッド

中立的な人ならもちろんユナイテッドファンでさえも今回は難しいと思っただろう。けが人が多いどころではないこの状況で見事な逆転劇を見せた。モウリーリョが決勝トーナメントでどういう戦いを見せるか見てみたかった気もするがそれだとクラブは悪化の一途をたどっただろう。メンバーが戻ってきてからのラウンド8をどう戦うのか。この試合のような守備的な戦い方もできるのが証明されたのでユナイテッドを相手にするチームは苦戦すること間違いなしだろう。

 

パリはいつまでかませ犬なのか?

17-18シーズンではムバッペ、ネイマールを獲得するもレアルに敗北。16-17シーズンではバルセロナにサッカー史に永遠に残るであろう大逆転負けを喫した。いくらいい選手と監督を連れてきても大一番で勝てない雰囲気がパリには漂っている。これは世界中のクラブでパリだけだろう。

ここでもう開き直って、『パリあるところに逆転あり』これをクラブの哲学にするのはどうだろうか? まだ見ぬ敗北を味わえるクラブ。それがパリ・サンジェルマンだ。

 

『プレミアリーグ』3位まで見えてきたチェルシー

18-19 シーズン プレミアリーグ 第29節

フラムvsチェルシー 1-2

 

フォーメーション

フラム 4-4-1-1

 

チェルシー 4-1-2-3

FW                アザール イグアイン ウィリアン  

MF            バークリー ジョルジーニョ カンテ

DF エメルソン クリステンセン リュディガー アスピリクエタ

GK                                        ケパ

 

チェルシーはキーパーにケパが復帰!

 

試合展開

前半イグアインがゴール。フラムはコーナーキックからのゴールで同点に。しかしそのすぐ後、ジョルジーニョの追加点。後半は両チーム共点が入らず1-2でチェルシーの勝利。

 

フラムは全体的にスライド、プレスが遅い。監督が変わってまだ戦術が浸透してないのかそれとも連敗しているのでモチベーションが上がらないのか。このままでは降格待った無しだろう。

チェルシーの方はいつものようにアンカーのジョルジーニョにマークが付いていた。この時バークリーがジョルジーニョの横にポジショニングしていたがこれは戦術的なプランなのかそれともバークリーのポジショニングの悪さなのか。

カンテとバークリーのポジションが逆の方がいいように見えた。ウィリアンがサイドに張るのでその空いたスペースにバークリーを走らせて、カウンター対策にカンテを残しておいた方がいいのではないかと思う。

この試合バークリーの飛び出しは1回ほどしかなかった。これだともし右に置いてもチームが停滞してしまうだろう。攻撃で違いを見せられないならせめて守備で頑張ってほしいが、この試合は切り替えが遅く、守備の強度もなかった。チェルシーの背番号8をつけている選手としてもう少し頑張ってもらいたいところだ。

 

サッリはなぜオドイを使わないのか?

チェルシーユース出身の18歳のサイドアタッカーになかなか出番が来ない。

今シーズンの出場試合はプレミア4試合、リーグカップ2試合、ヨーロッパリーグ6試合となっている。これだけ出場試合が少ないと噂が上がっているバイエルンに移籍されても文句は言えないだろう。

彼はウィリアンよりもハーフスペースで受けるタイミングと外に張るタイミングを柔軟に使い分けている。そしてペドロよりも突破力がある。スタメンで使っても問題ないと思うのだがなかなか使われない。金曜日のヨーロッパリーグで出場するからなのかもしれないが使われなかった場合、チェルシーファンは発狂するだろう。これだけ使われないのは何かピッチ外で問題があるのだろうか。サッリがSNSをやっていたら「せめてもう少しオドイに出場時間を与えてあげてください。」とコメントを送りたいところだ。このブログを見た方でサッリと知り合いの方がいたらオドイのことで頼んでみてほしい。

 

最後に

ノースロンドンダービートッテナムアーセナルが引き分けたことで3位を狙えるところまで来たチェルシー。3位が見える位置に来るのはそれほど難しくはないが、実際に3位まで浮上するのは難しいことだ。体力的によりハードなリーグ終盤戦をどう戦うのか注目だ。

見えてきたペッキア監督のサッカー

J2リーグ 第2節

アビスパ福岡vsヴィフォーレン長崎 0-0

 

フォーメーション

アビスパ福岡 4-4-2

FW 城後 田邊

MF 石津 鈴木 ウォン 松田

DF 輪湖 三國 篠原 さいとう

GK セランテス

 

ヴィフォーレン長崎 4-4-2

 

前節から2枚をチェンジ

この日は左サイドに石津選手

 

試合展開

前半は完全にアビスパペース。クロス、シュートまでは行くが点が入らない

後半になり長崎がハイプレスをかけチャンスを作るがゴールにはならない。アビスパは何度か決定機を作るも点が入らず試合終了。

今シーズン初勝利とはいかなかった。

 

試合プラン

アビスパボランチの選手がCB間、もしくはCBとSBの間に降りてきてビルドアップする。相手の守備が442なので空いているスペースにポジショニングを取り効果的にビルドアップをしていた。下がってくるタイミングが良かった。長崎は前半何もできなかった。

 

ボールを奪われてからもプレスが速いのでカウンターに持っていかれる前にボールを回収できていた。相手のビルドアップに対しても前線から効果的にプレスをかけそれに対してしっかりボランチの選手がついてくるので長崎はローグボールを蹴るしかなかった。

 

キーパーのセランテス選手は足元が安定しているので空いているキーパーを含めたビルドアップが出来ていたが簡単に前線にロングボールを蹴るシーンもあった。足元が上手いので欲を言えばもう少し繋げてもいいと思う。スペイン人なので少し言葉の面で連携関係がうまくいってない感じもした。ロングボールを蹴った後に鈴木選手がセランテス選手に声をかけて次のシーンは鈴木選手への縦パスが入っていたのでこれから段々とよくなるだろう。それともう少しセンターバックがキーパーの横あたりまで下がってきた方が良い。三國選手が下がってくればボールを受けられるシーンがあったのでこれからに期待しよう。

 

見えてきたペッキア監督のサッカー

前半のアビスパは相手を翻弄していた。パススピードが速く、全体的なポジショニングも良かった。ボールを失うとすぐにプレスをかけにいく。この時に個人のポジションなどはそこまで意識せずにボールに近い人が寄せる。

ファビオペッキア監督は基本的にボールを保持することを前提にした考えを持つ監督だろう。第1節と第2節を見てある程度柔軟なサッカーをしてくれそうなので今シーズンが楽しみだ。